- i n t r o d u c t i o n -

・深志高校新入生の皆さんへ。
・志野流香道。
・香道ってなにするの?
・組香とは?
・香道部略歴。
・活動内容。
・入部について。
・講師・顧問の先生紹介及び部員構成。

深志高校新入生の皆さんへ。
深志高校に入学した皆さん。入学おめでとうございます、本当に。

深志高校に入ったらまずは香道部。入れば都です。
近々“香道体験会”をやるので、
気が向いたらのぞいてみてくださいね。
楽しいよ、きっと。
志野流香道。
深志高校の香道部では“志野流”香道の稽古をしています。

志野流とは、公家たちの間で発展した“御家流”に対して、武士たちの間で発展した香道の流派であり、 15世紀後半の東山文化の中で、茶の湯や生け花、能などとともに芸道として成立しました。

そして香にまつわる作法を、志野流の祖である志野宗信が“香道”として体系化し、現在へと受け継がれてゆきます。 詳しくは“志野流香道”のサイトをご覧ください。
香道ってなにするの?
香道では、“組香”と呼ばれる遊びを通して、香を楽しみます。

香を焚き出すのには、“香炉”と呼ばれる、湯のみよりも少し小さめの器を使います。

香炉に灰を入れて炭を埋め、その上に“銀葉”と呼ばれる雲母の板をのせます。

銀葉の上に香木をのせて炙るとほのかな香りが立ちます。

こうして出てきた香木の香りを聞き分けるのが、組香と呼ばれる遊びです。 (香道では香りを“聞く”と表現します。)

組香は日本の歴史的な文学にちなんで作られたものが多く、 香道をしていると、遊びながら文学の知識も深まります。
組香とは?
“三景香”という組香を例に挙げましょう。


三景香では、まず“試し”の3本の香木が“松島・橋立・厳島”の順にたき出されます。 参加者は順に回ってくるそれぞれの香りを覚えます。

次に“出香”といって、“松島・橋立・厳島”の3種の香木と、 “舟”という先ほど聞いていない香1本を合わせた計4本が無作為な順序で回ってきます。

それらの香りを聞き分けて、“松島・橋立・厳島・舟”の4本の香がどのような順番で回ってきたかを当てます。


答は“記紙”と呼ばれる小さな紙に記入します。
全員の答が出揃ったら正解の発表です。

すべて正解なら“三景”。2つ正解なら“夕霧”。 1つ正解なら“朝霧”。舟だけ1つが正解なら“眺望”。 残念ながらすべて外れてしまった場合は“雲霧”と言う具合に点がつけられます。
(↑点数のつけ方にも風情があるでしょう?)

点の良し悪しが気になるところですが、香道では精神を研ぎ澄まして香を楽しむことが第一の目的ですし、 香りは各人の感性によって感じ方もさまざまであるため、組香での得点の優劣はあまり気にはされません。
香道部略歴。
April 2002
…由上初代部長('05卒)の現国の教科担任であった二村先生(現豊科高校国語科) が、香道を学んでいると話される。

June 2002
…深志高校図書委員会の第1回香道ゼミに矢上先生が講師として招かれる。 由上氏をはじめ創立部員数名が矢上先生と出会う。由上氏は同月から稽古に参加。

September 2002
…由上氏、矢上先生に「香道部を作らないか」と持ちかけられ、勧誘開始。

October 2002
…第2回香道ゼミ「三景香」。設立への後押しになる。

December 2002
…合同協議会に愛好会設立申請、香道部発足。

April 2003
…縮小蜻蛉祭(通称:縮とん)にて初の香道体験会を開く。「三景香」を行う。

July 2003
…第56回蜻蛉祭にて初めてイベントを設定。1日目から香道具の展示を行う。香道体験会「三景香」と「源氏香」を行う。

August 2003
…由上氏、應援團管理委員會長(要するに団長。)就任に伴い、二代目部長tsugu氏へ引継ぎ。

September 2003
…24日、tsugu氏、香道部ホームページ開設。

April 2004
…縮とん。第3回香道体験会「三景香」「異(かわり)三徳香」。

July 2004
…第57回蜻蛉祭。第4回香道体験会「三景香」「異三徳香」

April 2005
…二代目部長tsuguから三代目部長今朝市へ引継ぎ。7月の蜻蛉祭まで今朝市の部長修行期間。 tsugu氏にアドバイスを請いつつ部長の任に堪えうるよう修行する。
…縮とん。第5回香道体験会。留学生を迎えての体験会となる。「源氏香」を行う。

June 2005
…29日、信濃毎日新聞夕刊に香道部の特集が組まれる。

July 2005
…第58回蜻蛉祭開催。第6回香道体験会「三景香」。4日目行事にて「匂ひ袋をつくろう」講座開設。
…蜻蛉祭の終わりとともに3年生引退。今朝市が部長を継承。

May 2006
…今朝市が部長を退任。
活動内容。
活 動 時 間
月に2回。忙しい人も安心だね。基本の稽古は毎月第2日曜日の午後1時半から。もうひとつは不定期。
活 動 場 所
基本の稽古は松本の郊外にある先生のご自宅にて行う。不定期のほうは先生を深志高校にお招きして行う。
ア ク セ ス
先生のご自宅はJR松本駅から徒歩40分くらい。道が分からないよーという人は優しい先輩たちが案内してくれます。 最寄のバス停は、松本周遊バス:タウンスニーカー東廻りの、あがたの森。
そ の 他 の 活 動
時々、お寺などのいろいろな場所で出張稽古をしています。
入部について。
入 部 資 格
深志生であること。
入 部 方 法
入部届けを顧問の藤田先生(外国語科)に提出するか、或いは部長に会っちゃえばいちばん手っ取り早い。 部長の今朝市は生徒会室かクイズ研究会の部室か美術室にいる。
見 学 ・ 説 明 希 望 者 は
部長に会いに来てください。或いは知り合いに部員がいたら頼んでみるのもいいかも。
兼 部 の 可 否 ・ 部 費 に つ い て
兼部は余裕でOK。部費は今のところ集めていませんが、必要に応じて集める可能性あり。
講師・顧問の先生紹介及び部員構成。
講師 : 志野流香道師範 矢上 先生
顧問 : 深志高校外国語科 藤田 先生
部長 : 深志高校2年 N氏


部員構成 :
 1年生…未入部
 2年生…6名(男子2名・女子4名)+α
 3年生…11名(男子1名・女子10名)
 計…17名(男子3名・女子14名)+α

最近今朝市は香道部に顔出してないのでよくわかんないんですよ…。部長も(実質)譲りました。 ごめんなさい。そしてこれは2007年の情報です。更新してなくて悪かったね! だって俺もうOBだもん!しらないよー!!

t o p